STI-Gigaku2018

10月5日、6日で長岡技術科学大学で開催された国際学会STI-Gigaku2018に参加してきました。

今回は舞鶴高専のお向かいの研究室の中川研の専攻科の学生が発表ということで引率という立場でいろんな発表を聞かせてもらいに行きました。

STIというと私は違うものがまず最初に浮かぶのですが、それは置いといて・・・
STI-Gigakuは国連の2030年開発アジェンダ「持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals (SDGs)」をもとに、長岡技科大と高専などの機関との連携等による教育研究成果の発信と、成果の共有による教育研究の展開、国際的ネットワークの形成を目的としているものです。

さらに、国連アカデミックインパクトやユネスコ講座の承認という更なる推進力を得て、エネルギー、気候変動、貧困や飢餓などに、学生主体で取り組むものとなっています。 ※ 国際会議 3rd STI ­ Gigaku 2018 に関する総合案内 参照

 

そのような背景から、プレナリーセッションではユネスコの方がユネスコの活動内容やSDGsに対する取り組みなどを話されておりました。

 

プレナリーセッション後は、学生のポスター発表です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

題目は“High-Speed MPPT Method Based on Estimation of I-V Characteristics and Its Application”です。しっかり質問者の方の質問に受け答えしており、流石中川研の専攻科生だなと感心しました。こちらの発表は優秀発表賞を受賞しました!おめでとうございます!

 

学生のポスターセッションが終わった後、オープンラボに参加して「プラズマ研究室」と「光エネルギーデバイス研究室」の見学をしてきました。

プラズマ研究室では写真撮影の許可が下りました。こんな機器がゴロゴロありました。これは確かビームを作る機器なんだとか。その他にも、大気圧プラズマやMHD発電等も研究されているようでした。すべてが新鮮で高専生よりも質問してしまいました。すみません。

光エネルギーデバイス研究室は高純度Siや貴金属を用いないCu2ZnSnS4太陽電池の研究を主体に行われていました。今はまだ変換効率は数%ということですが、これから注目を集めてたくさんの研究者がこの太陽電池に興味を持ち研究を進めることで従来のものに変わる太陽電池ができれば非常に面白いんだとこの研究室の学生さんが楽しそうに話してくれました。このような熱意のある学生さんは話を聞いていてこちらも非常に面白いです。ありがとうございました。

 

その後はネットワーキングディナーまでに時間が少し空いていたので、長岡技科大の中にある展示スペースに移動。

中にはYAMAHAと共同研究で作成したバイクがおいてあったり(確か軽量のマグネシウム合金を使っている)
共同研究者の伊東先生が日産と共同研究した急速充電器や大石先生と芳賀先生のエアコン用小型軽量インバータがあったりと最先端技術空間が広がっており、一人でテンションがあがっていました。

 

 

 

 

 

その後はネットワーキングディナーに参加しました。

長岡のお刺身やお寿司、ここには移っていませんがお酒も何種類か用意されていました。

その後偶然再会した大阪府立大高専の川上先生と駅前で一緒にご飯に行くことになりました。川上先生は大学のドクター時代の同期で、1年早く就職をされました。今は立派な研究室をもたれています。
こちらが川上先生の研究室のホームページです。

写真の左が川上先生。長岡のお酒でご満悦です。右が川上研の専攻科の榎倉君です。ご一緒いただきありがとうございました。非常に楽しい時間をすごせました。

ちなみにこのお店はパワエレをやってる人間なら一度は来ないといけないと言われる「魚仙」というお店です。ここの日本酒の種類は非常に豊富で、お魚もおいしいです。下の写真は、お店でいただいたお刺身と油揚げです。

 

 

 

 

 

 

お刺身もさることながら、この油揚げが美味しいです!
もしご機会があれば是非長岡の油揚げ食べてみてください。その中でもいろいろ種類はあるらしいのですが、よく知りません・・・。魚仙に行けば食べられます。笑

次の日は台風25号が近づいていたのでそそくさと舞鶴に戻って参りました。
実はこのSTI-Gigkuと4年生の基礎研配属が同日でした。配属された皆さんには卒研生が対応してくれたと思います。すごい先輩方でしょう。だから安心して出張ができました。卒研生の皆さん、ありがとう。お土産を買ってきましたので研究室の皆さんで食べてください。

今回の出張も非常にいい体験をさせていただきました。早く本研究室から学生の発表を出したい!頑張ります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともパワーエレクトロニクス研究室をよろしくお願いいたします。